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空き家を活用するアイデアとは?具体的な活用事例を紹介

空き家を活用するアイデアとは?具体的な活用事例を紹介

昨今、社会的な課題としてメディアで取り上げられるようになった「空き家問題」。人口比率が高い団塊世代が後期高齢者の年齢に達しようとする今、実家の相続などで空き家問題が自分事になりつつある人も多いのではないでしょうか。
今回は、「空き家を持て余している」「いずれは実家を相続するが、住むことはなさそう」といった方に向けて、空き家を活用する具体的なアイデアや事例をご紹介します。

なぜ空き家が増えているのか

2013年に国土交通省が公表している「空き家等の現状について」によれば、1983年からの20年で全国の空き家数は急増しています。その背景には、下記のような理由が考えられます。

・少子高齢化で相続する人がいない
・所有者が結婚などで世帯を分離した後に遠方に住んでいて、管理が行き届かない
・住人が高齢化し、長期にわたって施設に入っている
・住宅を壊して更地にすると、固定資産税や都市計画税が高くなる

空家等対策の推進に関する特別措置法の施行で何が変わったのか

空き家を放置していると、犯罪の温床になって地域の治安を乱したり、ゴミの不法投棄などで衛生的な問題を引き起こしたりする可能性があります。そのため国は、空家等対策の推進に関する特別措置法を施行し、適切に管理されていない空き家は特定空家等に指定し、自治体が持ち主に対して改善の助言や指導を行えるようになりました。

自治体による改善の指導を受けた空き家の所有者は、「修繕やリフォームをして建物ごと活用する」「更地にして建物を立てて活用する」「更地にして売却する」といった対応をしなければなりません。改善しない場合は自治体の指導が、勧告、命令へと進んでいきます。命令に背くと、所有者には50万円以下の罰金が科せられるか、行政が所有者に代わって空き家を処分し、その費用を所有者に請求する「行政代執行」が行われる可能性もあります。

空き家を活用する際に知っておきたい税制・補助金の基礎知識

税制や助成金についての知識を持ちましょう

空き家を有効活用できると、所有しているだけで固定資産税がかかる「お荷物」の状態から、収益を生む「お宝」へと変えることができるかもしれません。空き家を価値の高い物に変換するには、税制や助成金についての知識を持ち、地域のニーズを踏まえた活用方法を検討する必要があります。
続いては、空き家を活用する際に知っておきたい、税制や補助金について解説します。

空き家の発生を抑制するための特例措置

「空き家の発生を抑制するための特例措置」という制度があります。これは、空き家を相続した相続人が、家屋(耐震性がない場合は耐震リフォームを行う)や建物を解体した後の土地をほかの人に譲渡した場合、譲渡所得の金額から3,000万円が特別控除されるというものです。
なお、譲渡日は、特例の適用期限である2023年12月31日までであることが条件です。

空き家の活用アイデア事例

農家民宿のイメージ
空き家を活かすアイデアについては、実際の活用事例が参考になります。続いては、全国各地の空き家活用事例を見ていきましょう。

空き家になった古民家を会員制農家民宿に改修

茨城県常陸太田市(旧里美村)に拠点を置く、NPO法人遊楽による活用事例は、空き家となった古民家の農家を改修し、会員制農家民宿の「荒蒔邸」として貸し出すというもの。
農家の生活や地域の文化にふれられるよう、元々の家屋や敷地の伝統的な造りをできるだけ残して整備しています。利用者の多くがリピーターとなり、人の流れの活性化に成功している事例です。

農地つきの空き家を入居希望者に仲介

北海道芦別市のNPO法人、北海道B&B協会は、農地つきの空き家を移住希望者に仲介する「空き農家バンク」という取り組みを実施しています。全国から入居希望者を募り、面接を通して人柄を見極めた上で、地域のリーダーを通じ、空き家提供希望者と入居希望者をマッチングさせるものです。空き家を減らし、地域全体の活性化にもつなげています。

空き家をアートミュージアムとして活用

新潟県の十日町市と津南町からなる妻有地域に拠点を置く、大地の芸術祭実行委員会による空き家活用の事例は、アートミュージアムとして利用するというものです。現代アートによって妻有地域の潜在力を呼び覚ます「大地の芸術祭」を3年ごとに実施し、世界最大規模の国際芸術祭にまで成長しています。芸術祭の開催によって、空き家や廃校を生まれ変わらせただけでなく、地域の活性化にも成功しました。

空き家を解体し、障害者グループホームを建てて土地活用する

活用方法が見つからなかった土地を持つ地主の方に対し、空き家を解体して障害者グループホームを建てて土地活用する方法を、株式会社タカオは提案しています。
障害者グループホームは入居者の住み心地が重視されるため、閑静な環境の土地でも活用することが可能です。

郊外の空き家を活用するなら障害者グループホームへ土地活用する方法がおすすめ

相続した空き家を放置していると、さまざまな問題が起こります。空き家を活用したいと思い立ったら、補助金や優遇税制などを確認して、収益を生む方法を見つけましょう。
周辺環境が静かな土地にある空き家を活用するなら、障害者グループホームへ土地活用する方法がおすすめです。土地活用のノウハウと実績豊富なタカオに、ぜひお問い合わせください。

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